家庭菜園。3月初旬、じゃがいもの植え方から収穫まで
いよいよ3月に入り、雪の降る地域で家庭菜園をしている方々にとって、いよいよ畑の準備にとりかかれる季節になりました。
私が住んでる北陸地方では、1月、2月は降雪の関係で畑作業はほとんどできません。
しいて言えば秋に植えた、白菜や大根を地味に収穫だけしますが、大雪が降ってしまうと、雪下大根、雪下白菜となってしまい、
雪の下から掘り起こすのが大変です。時には凍った状態の大根となって獲れてしまうこともありますが、甘みが増して美味しいのです。
3月入ったらいよいよ畑作業開始。畑を起こして肥料を混ぜて土を寝かします。
北陸地方では雪も降らなくなる3月。晴れの日も多くなってくるので、いよいよ畑作業開始です。まずは草をむしります。小さな草でもこの時期に草むしりするのと、しないのとでは、後々暖かくなって来たときの草の生え方が変わってきます。
小さな芽を取り除くことで、生えてくる草の量が少なく済みます。小さな草だからいいや・・・と一緒に耕してしまうと、その小さな草の根が、畑の栄養をどんどん吸い取りぐんぐん大きくなってしまいます。
なので面倒でも、小さな草でも草は取った方が後々本当に楽です。草をむしったらいよいよ畑を耕します。畑を耕す時に
①苦土石灰
②じゃがいも専科
私はいつもこの2つを使用します。しゃがいも専科は鶏糞や牛糞肥料に比べると少し割高ですが、じゃがいもに特化した肥料の為、肥料も一つだけで済みますし、何より生育がよく大きな立派なじゃがいもができます。
苦土石灰とじゃがいも専科を混ぜて耕した畑は、2週間ほど寝かせます。
3月下旬から4月上旬に、じゃがいもの種芋を植え付けます。じゃがいもに水やりは基本不要です。
畑の肥料も、じゃがいもの種芋も、ホームセンターに行けば全て揃います。3月中旬から色んな種類の種芋が販売されています。我が家では毎年定番の「ばれいしょ/馬鈴薯」の種芋を購入しています。
2週間程寝かせた畑に、じゃがいもの種を植える部分を鍬で溝を作ります。種芋と種芋の間隔は50㎝程度はして溝の上に置いていき、土をかぶせます。
4月下旬から5月初めにようやくじゃがいもの芽が出ます。
植えたじゃがいもの芽が生えてくるまでは、ちゃんと成功しているのか毎年どきどきします。今まで1度だけ芽が出てこないでじゃがいも失敗した年がありましたので、何年続けても毎年どきどきするものです。
芽が出てきたら、周りの土を寄せていき、芽が大きくなるに度に土を寄せていくので、その過程で畝が高くなっていきます。夏野菜は植え付ける時に、畝を作ってしまいますが、じゃがいもは畝を作る必要がないので、初心者の方でも簡単ですよ。
私の最初の家庭菜園の野菜は、「じゃがいも」でした。ようやく収穫したときには感動でしたし、味が濃くて本当に美味しいのです。
5月中旬頃、ある程度大きくなった茎を間引きして2,3本にします。
じゃがいもの芽はどんどん大きくなり、何本もの茎が生えてきます。このままにしておくと栄養が行き渡らなくなり、小さなじゃがいもしかできなくなってしまうので、その中で太くて立派な茎を2,3本に残し、あとはそっと引っこ抜きます。これを「間引き」という呼び方をします。
間引きをしたら、追加でじゃがいも専科の肥料を土に混ぜ、土寄せをします。
5月中旬から下旬になると大きくなった茎から花が咲きます。じゃがいもに水やりは不要です。
大きくなった茎から白色や薄紫色のきれいな花が咲きます。じゃがいもは収穫まできれいな花の鑑賞までさせてくれるのです。私はじゃがいもの花が可愛くて好きですよ。
5月下旬、適宜土寄せをします。
6月の梅雨入りから、7月の梅雨明けまで基本ほったらかしです。
6月の初旬になると、北陸地方はいよいよ梅雨入りです。梅雨の期間は基本ほったらかしです。但し、梅雨の時期までには畝の高さはある程度ないと、せっかく実ったじゃがいもの水分がたまってしまい土の中で腐ってしまうので、注意です。
7月中旬、梅雨の晴れ間を見て収穫します。
いよいよ収穫できます。この頃にはジャガイモの芽が枯れてしおれてしまってます。この状態になたら収穫のサインなので、梅雨の晴れ間をみて収穫できます。
家で獲れたじゃがいも、とれたてのじゃがいもは本当に美味しいです。我が家ではいつも、まずは「ふかしいも」です。味の濃いじゃがいもの味が美味しくて美味しくて、塩やバターを付けて食べます。美味しすぎて食べすぎ注意です。
そして我が家の愛犬、ラブラドールレトリーバーのハウル君にも勿論、初物のおすそ分けです。ハウルもじゃがいも大好きです。