高校球児最後の夏!背番号をもらえなかった君へ その1
ご訪問下さりありがとうございます。
あっという間に7月となっており、約半年ぶりの投稿となってしまいました。
今は梅雨シーズン真っただ中ですが蒸し暑い日々が続いています。日常生活は勿論んこと
野球を頑張る我が家の息子の日々の体調管理に気を配る私です。
高校球児最後の夏!背番号をもらえなかった君へ
既に第104回全国高等学校野球選手権大会が始まっている地域が多くあります。特に激戦区
は既に波乱の展開になっていて、昨夏優勝高校や、準優勝高校で今夏優勝候補チームが初戦
敗退という事態が起こっています。
野球というスポーツはは不測の事態がよく起こるスポーツですが、高校野球は特にこういう
事が珍しくありません。
この夏、背番号をもらえなかった君へ
7/7七夕の日、めずらしく梅雨の合間の好天気に見舞われ、野球部高校3年生にとって最後
の練習試合となりました。
我が家の息子は某私立強豪校の野球部に所属していて、1年生部員25名、2年生部員20名、
3年生部員34名、合計79名在籍する大所帯です。その中で背番号を手にできるのは20名
のみ、約4分の1の人間しか掴みとる事ができない厳しい世界です。
7/8メンバー発表当日、帰宅した息子の様子を見て察する
帰宅した息子の表情はいつも通りに見えましたが、夕飯はコンビニで済ましたからいいと
すぐ自分の部屋に行ってしまい、この段階で「もしかして・・・まさか・・・」と嫌な予感
をしながら息子の野球バックから背番号を探すも見つかりません。
どこかに紛れているのかもしれないと血眼になって探しましたがやはり見つかりません。
嫌な予感が的中しました。一番欲しかった最後の夏の背番号がもらえなかった・・・一瞬
嘘であってほしいと頭をかすめ、まさか息子が私にドッキリでも仕掛けているのではない
かと都合のよい解釈をする私。
そんなはずがない。これが現実と受け止められずその日の夕食が喉を通らず、早々に寝室
に行ってベッドに横になるも一睡もできないまま朝を迎えました。
一睡もできないままいつも通り朝4時過ぎから弁当&朝食を作り、水筒、捕食もリュックに
詰め込み、5時過ぎに息子を起こし、5時半に家を出て最寄り駅まで送ってきました。
もともと朝の車中は無言でいることが多いのですが、この日の朝も当然無言のままです。
でも車を降りる息子に毎日「気を付けて行ってらっしゃい」と声をかけます。
駅の入り口に向かう息子の後ろ姿を見て涙が出ました。家に帰ってからもはやり涙は止ま
らず悔しい気持ちと喪失感と脱力感み見舞われ、その日は休んで一日中ソファーで息子のこれまでの野球の写真と動画を見ていると、あっという間に夕方になってしまいました。
背番号をもらえなかった君へ、この悔しさは将来の糧となっている。母は常に応援しているよ。
高校3年最後の夏に背番号をもらえなかった事は、この先ずっと悔しい気持ちが残るでしょ
う。最後は親子で笑って終わりたかった。そう願ってなりませんが、背番号を貰えず悔し
涙している子は息子意外に大勢いる。同じチームの3年生で背番号を貰えなかった子は18人います。その中でも息子同様Aチームに残り最後の最後で外れた子は4人います。
チームメイトもその親もきっと同じような気持ちでいるに違いない。素直に大会の応援に
行きたいとは正直思えない心境の現在ですが、チーム一丸となって甲子園に向けて気持ち
を切り替えて応援するつもりです。
小学校2年から野球を始めて約10年の集大成。チームの応援こそ私達親ができる最後の
仕事だと思っています。
背番号を貰えなかった君へ。10年間、野球を続けてくれたくれた事こそ宝物。
最後の最後で悔しい結果に終わって私達親も当然悔しいです。でもここまで大病もせず
続けてくれた事、誇りに思います。
ただケガには苦しみました。中学3年生の時は腰椎分離症でラストシーズンの大会すべて
出れず不完全燃焼のまま終わりました。
高校に入ってからも肩を少し炒めたり、今春も腰を痛めて1ヶ月以上離脱し、春大会の
背番号を手にすることができず、高校のラストシーズンも腰のケガに苦しみました。
復帰後はBチームスタートから始まり、すぐAチームに戻れ頑張りましたね。
将来、社会に出たときは挫折の事の方が多いと思いますが、こんなに頑張ってきた君は
どんな困難も乗り越えられる力が既に備わっています。
どこに出しても恥ずかしくない立派な息子に成長してくれて親として誇りに思います。
これからも数々の挫折あるかもしれません。どんな状況下でも私達親は君の味方です。
どうか明るい未来、楽しい未来、素晴らしい未来を、この経験を糧に切り開き進んで
行ってくれる事を願っています。
最後に、小学校の時から毎週末グラウンドへ駆けつけ試合を見て、中学生からは県外遠征
にも駆けつけどこまでも追っかけしてきた事、すごく楽しかったです。充実した日々を
宝物をありがとう。
夏大会終わるまではチームのサポートがありますが、ひとまず本当にお疲れさまでした。