不登校と向き合う ①
姉妹で不登校。自分を責める毎日
中3年の3学期、2月中旬ぐらいから休みがちになった長女。
18歳の長女の不登校で悩んでいたのは今から3年前。
中学3年のクラスになってから、仲の良い友達が一人も
おらず教室ではずっと独りぼっち。
6クラスある中、他5クラスには仲のいい子。
学校で喋るだけの子。たくさんいるのになぜか長女
のクラスには喋れる子すらいない。
それでも長女は「無理に周りに合わせて喋るの
疲れるし、無駄にトラブルに巻き込まれるぐらい
ならぼっちの方が楽。別に教室で独りでも平気。
休み時間になれば、○○たちと喋れるから」
と言う娘がむしろ頼もしく見えました。
クラス替えの時、先生何も考えていないのか??
2年生の担任だった先生は転任してしまうし。
最悪の中学3年のスタートでした。
それでも休むことなく、頑張って学校へ通って
いました。隣のクラスの親友が休み時間になると
教室まで来てくれたりして、その子達のおかげ
でどうにかこうにか通えました。
ところが中学3年生の2月の終わり。
公立高校の受験日が近づくと、学校の授業は
プリントばっかり。過去問ばかり解いている
授業に行くのは意味がないと思ったのか。
突然学校へ行かなくなりました。
今まで我慢して登校していたのが、ぷっつり
何かが切れたんでしょうか。
担任の先生はクラスでの様子を春から見ていた
ので分かってくれていて「よくここまで通った。
あとは高校入試を受験して、卒業式には来て
くれればいい」と言ってくれていました。
高校へ行けば環境も変わるし、再スタートすれば
いいと安易に考えていました。
中学3年のクラス替えこそ、慎重に考えてほしいと思う母。
中学3年というと、我が家の通っている学校は
5月中頃に修学旅行があります。
9月初旬には運動会、11月初旬には文化祭。
どれも3年生のメイン行事が沢山あります。
修学旅行も、運動会も、文化祭も、すべて
クラス単位で動く事が多い行事。
仲の良い子がクラスにいないと、これらの
行事もちっとも楽しくないと言う長女でした。
修学旅行の電車の座席割、宿泊先の部屋割り
自主プランの班割。全てクラス単位。
何もかもの行事が楽しくないと言っている中
修学旅行では、最終日のユニバーサルスタジオ
だけは自由行動で、親友たちと楽しめたようです。
2泊3日の内の最終日の半日。
その時間だけがとても楽しかったと言っていま
した。
短い時間でも少しでも心から楽しめたのなら
よかった。と思うしかない私。
宿泊先でも消灯時間まで、親友の部屋にいて
自分の部屋には消灯時間ぎりぎりに戻り
ただ寝るだけだったようです。
でもそうやって工夫して少しでも楽しめた
のならよかったよかった。
どうにかこうにか、このようにして中学3年
を乗り切った長女。
今思うと本当に頑張ってたと思います。
新しいクラスで新しい友達を作ればいいんじゃないか?ってそう簡単には作れません。
長女の性格自体、自分からぐいぐいいく
タイプではなく、合わない人に合わせて喋る事
も苦手なタイプ。
なら合わない人とは喋らない。というタイプ
なので今更新しくクラスで友達は作れないと。
もうすでにクラスの和が出来ているし、どう
みても私に合うタイプはいないという長女。
せめて一人くらい仲良くなれそうな子がいれ
ばよいものの、本当にいないらしく。
普通の子であれば、せめて喋れる状態には
持っていけるのだろうけれども、うちの
長女は難しいんだろうね。
そんな中でも運動会の時期になると、一人
だけ気を使ってくれる女子がいたとか。
班分けなどの話になると、最後の最後まで
一人残り、決まらない長女の班。
そんな時必ず、「こっちの班においで」と
声をかけてくれていたようです。
その子には感謝の気持ちでいっぱいです。
それがあったから、3学期の授業までしっかり
受けることが出来たのだと思っています。